灯油タンクと再会

2024年3月31日 日曜日

昨年秋頃だったか近所のホームセンターコーナンの店内を歩いていた時、小振りのジャバラホース収納式タンクに目が釘付けになった。かつて製品化に関わった者としては昔の恋人に再会したような感動を覚えた。


「お前?、ここにいたのか!」・・・と。



いつもお世話になっている某金型屋さんからCADワークとして6リットルタンクの3Dモデル製作を打診されたのが2021年の夏頃、何度か試行錯誤を重ねて2022年夏に一応の完成、納品しておいた。


納品といってもメールで3Dデータを送信しただけなのだが・・・


タンクの3Dデータ


我々、末端の製造業者には受注する部品なり仕掛品がいったい何処でどんな商品となって市場に出るのかはまったく知らされない。企業秘密というやつである。


こんな”再会”があって以降、台所洗剤とか洗濯洗剤売り場を通る度、自分が作った容器ではないかとつい手に取って見てしまう癖がついた。